LGBTIコミュニティに対してトランプ新大統領が数々の脅しを行っていることに対し、大規模なデモが計画されている。
先週行われたWomen’s March(女性の権利擁護を掲げたデモ行進)が成功を収め、デビッド・ブルイヌージ氏がニューヨークを中心にFacebook上でデモを呼びかけた。
ブルイヌージ氏は「Gays on the mall」とタイトルを付けたイベントをFacebookイベントとして企画、公開されて以来注目を集めているが、他の団体が企画しているプライド名と足並みをあわせるため、その後「ナショナル・プライド・マーチ」と企画名を変更した。
イベントページ上では、以下のように記載されている。
「米国の強い女性たちが1月21日に作り上げた、この好機に我々も続きたいと思います。
コミュニティの信念にデモ参加者が一丸となりました。我々もそれに続き、コミュニティとしての意志を示したいと思います。」
デモ行進は首都ワシントンで6月8日〜11日に行われるワシントン・プライドと同日程で行われる予定。
ブルイヌージ氏はメディアに対して、以下のように述べている。
「たくましい女性たちに対して誇りを感じますし、鼓舞される思いです。この応援を是非街中に広め、自分たちの声を聞いてもらいたいと思います。
ゲイであることをオープンにしている1人として、この好機に続くべく、我々ゲイ・コミュニティも同じようなことをするべきだと思いました。」
同イベントのFacebookページには、ニューヨーク以外に住む人たちにも、それぞれにデモを行うよう促している。
「西から東へ海岸を横断し孤独を示す、真のナショナル・プライド・マーチにしていきましょう。」
現在、2万2千人が同イベントに参加意志を示し、8万4千人が関心を示している。
ちなみに先週行われたワシントンのWomen’s Marchには50万人以上が参加し、世界最大規模となった。参加者らは、女性や少数グループ、LGBTI当事者の権利を蔑ろにするトランプ大統領を批判した。