一家の父親と娘がともにトランスジェンダーだと自覚、同時に性転換手術を受けることになった。
娘のコリー・メーソンさんは2年前、トランスジェンダーであることを告白。SNS上で一躍スターとなった。SNSに投稿した動画で、コリーさんは身体的に女性になるためホルモン治療を始めていることに触れている。
ちょうどその頃、コリーさんの母親(現在では父親)であるエリック・メーソンさんは、自分自身のジェンダーに悩み始めていた。10代のトランスジェンダー、ジャズ・ジェニングスに関するドキュメンタリー番組を視聴した後、自分自身が男性なのではと疑うようになった、とのこと。
「(番組を見て)自分の殻に閉じこもって不快な思いをしている、あらゆる感覚に納得がいくような感じがしました。この小さな少女の中に、自分自身の子供を見たような気がして、コリーと番組を一緒に見たら、彼女って私みたい!と言っていました。」
エリックさんは当初、自分自身のジェンダーに関する悩みを娘に打ち明けてはいなかったが、投稿動画で娘の勇姿を目にすると、くよくよした気持ちが洗い流され、勇気付けられたそうだ。
コリーさんが動画投稿して以来、親子でお互いのジェンダーに関する話を共有するようになった。エリックさんは、以下のように述べている。
「気づきを大事にして欲しい。多くのことを知れば知るほど、子供が経験すべきことをうまく呈示してあげられる。
人生の歩みは困難かも知れない。特に子供にとっては。いじめは無くならないし、昔よりも酷くなっているから。
自分の子供が標的にされたい?それとも、無菌状態の天国が欲しい?」