「プラダを着た悪魔」がブロードウェイのミュージカルとして戻ってくる。
2006年に制作され、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラントなどが共演し話題となった映画、「プラダを着た悪魔」を元にミュージカルを制作するためエルトン・ジョンは、米国人劇作家のポール・ラドニック(映画代表作「イン・アンド・アウト」)とタッグを組んだ。
エルトン・ジョンは同ミュージカルについて、以下のように述べている。
「プラダを着た悪魔をミュージカル向けに再構成するなんて、背筋がゾクゾクする!
原作も映画も両方大好き。ファッション業界も熱烈に好きだから、ポップカルチャーに自分の音楽を落とし込む作業が待ち遠しい。」
同映画で主演のメリル・ストリープはゴールデングローブ賞を受賞、アカデミー賞ノミネートの快挙となった。原作本はローレン・ワイズバーガーによるもので、映画と同じタイトルで2003年に刊行されている。
原作本は、著者のワイズバーガーが実際にファッション誌「Vogue」で働いた経験を元にしており、実在の敏腕編集者アナ・ウィンターをモデルにフィクションとして書かれたものである。
アン・ハサウェイ演じるジャーナリスト志望のアンドレア・サックスが、メリル・ストリープ演じるミランダ・プリーストリーのアシスタントとして気乗りしないながらも仕事を獲得するところから物語は始まる。プリーストリーはファンション誌「ランウェイ」の敏腕編集者という設定で、視聴者はサックスの生活が仕事に追われ、良くも悪くも彼女が変容していく様を目の当たりにする。
エルトン・ジョンが以前手がけたことがあるブロードウェイ作品には、「ライオン・キング」、「アイーダ」、「ビリー・エリオット ミュージカルライブ(映画リトル・ダンサーが原案)」などがある。