21歳のジェイ・フランゾネさんは、献血出来るようになるまで1年間、男性との性行為を控えた。
フランゾネさんは1年間、いかなる男性とも性行為を行わず、今週ようやく献血することが出来た。
ニューヨークタイムズ紙の記事で、彼は以下のように記している。
「今週献血出来たことは、大した事ではないのでしょうが、実際僕にとっては大事でした。献血するため、1年間禁欲生活を強いられましたから。ゲイであるという理由だけでね。」
他紙でのインタビューで彼は以下のように指摘している。
「この1年以上、僕はフェラチオも出来なかったが、ストレートの親友は一週間で8人の女性と性行為をしていながら献血が出来る。何ら感染症対策をしていなくても問題がない。これは根本的におかしいのではないか。」
アメリカ食品医薬品局(以下、FDA)が定めた、ゲイ男性は12ヶ月以上性行為を行わなかった場合に限り献血出来るという規約に従うがため、2016年初頭、フランゾネさんは禁欲生活を決心した。
FDAは2015年12月、MSM(同性と性行為を行う男性)が生涯献血出来ない規則を撤回したが、献血するためにはFDAの禁欲規約に従わなければならない。
フランゾネさんによると、FDAがゲイ男性の献血を禁じて以来数十年が経ち、HIVウィルスに対して飛躍的な進歩が遂げられていることを言及している。
「かつては死刑宣告だったHIVが現在では治療可能な、慢性的疾患に落ち着いています。核酸検査により、感染後7〜28日間以内であれば体内から駆逐出来るウィルスだと認識出来ます。」
ナショナル・ゲイ・ブラッド・ドライブの通信ディレクターとして、ジェイ・フランゾネ氏は今後もゲイ男性の献血権に関して闘う姿勢を見せている。