ニューヨークの地下鉄新線が、新年1月1日にオープンを控え、新駅の1つに男性の同性カップルをテーマにしたモザイク壁画を設置する予定。
壁画は新線、セカンドアベニューラインの72番街駅のプラットホーム上に設置される。
壁画は芸術家のヴィック・ムニーズが担当、実際にカップルとして生活している2人の男性をモデルにしている。ヴィック・ムニーズはブラジル出身、リオデジャネイロ郊外にある世界最大級の処分場で実践した「ごみアート」の様子をドキュメントした映画が数年前に公開されたのが記憶に新しい。今回の壁画に採用された同性カップルの2人は、ムニーズの別の壁画企画、「パーフェクト・ストレンジャーズ」にも採用されている。
メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティの声明によると、新駅に設置される壁画企画の意図は以下の通り。
「72番街駅の(壁画企画)ためムニーズは、地下鉄で出会うユニークで変わった人たちを象徴する36枚以上の写真を撮影しました。
この時の写真を元にモザイク壁画に再構成し、駅のエントランスや階段の踊り場に設置し、様々なニューヨーカーで72番街駅をカラフルに装飾しています。」
ムニーズ自身はこの壁画企画で同性カップルを採用した経緯について、以下のように述べている。
「この2人は、皆が見たいと思うような・・・男性同士が手を繋ぐ姿が予想出来るようなカップルだから。」