アメリカの大人気テレビシリーズ「プリズン・ブレイク」で一躍有名人となったウェントワース・ミラーが、過去にうつ病にかかり自殺を試みたことについて重い口を開き、いずれは事態が好転することを他の人に知ってもらいたいと願っているそうだ。
これまで何年にも亘り、ウェントワース・ミラーは私生活について語りたがらなかったが、自らのセクシャリティについて悩み、学校や職場でイジメに遭い、自殺を考えているかもしれない人に向けた示唆に富むメッセージや自らの経験を、この数年でオープンにしている。
「ありのままのあなたを愛し、祝福することを待っている人がどこかにいる、ということを信じて欲しい。
あるとき、自分がどの種族なのか分かる日が来る。気がついてからしばらくの間、種族の中だけに自らを閉じるかもしれない。独りぼっちになってしまうかもしれない。そういったことは、学校では誰も教えてくれない。だから、自分を労ることからまず始めよう。」
現在44歳のウェントワース・ミラーは2014年、ロシアで開催された映画祭への招待を断った。当時、同国が新しく展開した反同性愛的プロパガンダを理由として挙げ、ゲイであることを公言した。
今年初め、ミラーはソーシャルメディア上で経験した残酷な仕打ちについてFacebook上に投稿、プリズン・ブレイクに出演していた頃から、レオナード・スナート役で出演したテレビシリーズ「フラッシュ」にかけて体重が増えたことについて触れている。
ミラーは現在、出世作「プリズン・ブレイク」シリーズの新作で再びマイケル・スコフィールド役を演じることになり、多忙を極めている。