第3回台湾国際クイア映画祭(通称、TIQFF)が今年10月22日から30日にかけて台北で開催予定。昨年よりも規模が大きくなる模様。
TIQFFでは今年も世界中から選りすぐったLGBTI関係の映画を台湾人に向けて劇場公開、ベルリン国際映画祭を受賞した作品も含まれている。
なお、同映画祭の今年のテーマは「つながろう」、一部作品上映後にはパネルディスカッションを行い、クイアモサ賞と名付けられた栄誉賞を優秀な作品に授与する予定。
TIQFF関係者は、取材に対して以下のように述べている。
「台湾では初めてとなるクイアモサ賞を主催することになり、とても誇らしい気分です。クイアモサ賞は、LGBTI関係の人権活動家、著名人、ジャーナリストなどを対象に、台湾のLGBTIコミュニティーに貢献してきた勇敢さ、視野の広さ、絶え間ない支援などを評して授与されます。
LGBTI当事者や支援者など何千人もの意見を元に、LGBTIの人権はもはや限られた人間グループの社会問題に留まらない幅広い人権問題、社会を構成する誰もの関心を惹く社会問題とも言えます。」
クイアモサ賞の授与式は10月28日に行われ、その翌日に台北ゲイパレードが予定されている。
TIQFFではインターネット上で上映作品のストリーミング配信を行うことを発表、サイト登録を行うと世界中から何千ものLGBTI関連作品(短編を含む)が視聴出来るようになる。