オーストラリア放送協会(略称、ABC)が、間もなく開催されるリオ五輪に湧くスポーツファンに新ドラマシリーズ「バラクーダ」を投入、10代の水泳選手がオリンピックを目指しながら自らのセクシャリティーに向き合おうとする物語に仕上がっている。
原作はオーストラリア生まれのギリシャ系作家クリストス・ツィオルカス、主役のスター選手ことダニー・ケリーを演じるのはエリアス・アントン。ドラマは4部作になる予定とのこと。
ドラマ製作を行っているABCはドラマの番組宣伝を以下のように展開している。
「1996年、メルボルン。オーストラリア水泳界の黄金期が始まり、優秀な学生に与えられる奨学金で16歳のダニー・ケリーは男子校へ入学、究極の目標である五輪金メダルへの道へと一歩近づく。
入学当初、ダニーは私立男子校の独特な交友関係の中で自分の居場所を見いだせずに苦労する。しかし、評判の高い水泳コーチ、フランク・トーマの保護の元でチームメイトのマーティン・テーラーと友情やライバル心を育んでいく。やがてダニーはオーストラリアの最年少チャンピオンへと登り詰め、他者の追随を許さぬバラクーダとなる。
視聴者はダニーの成功に心を奪われるが、ダニー自身は金メダルに近づくにつれて、勝つ事が全ての世界に自分が溺れていることに気づいていく。オーストラリア人が注目する中で、ダニーは勝利を収めるが、バラクーダは国民皆の期待に沿う事が出来るのか、そして夢を実現することが出来るのか?」
新ドラマ「バラクーダ」は7月10日にオーストラリアで放映開始、インターネット上でも閲覧出来る。
放映が始まったばかりなので、主人公のセクシャリティがどのように表現され物語の鍵となるのか、今後の展開が楽しみである。
http://iview.abc.net.au/programs/barracuda/DR1429V001S00