ミネソタ州の高校で男子バスケットボール部のコーチを務めていた、ザチャリ・パトリック・ロバーツ(28歳)が、チームの選手らが更衣室でシャワーを浴びている様子を盗撮していたことで起訴された。
ロバーツ容疑者は、ペン型のカメラを使用、校内の更衣室で裸の少年らの様子を録画した罪で、複数の起訴をされている。
盗撮が発覚したのは2015年12月、ロバーツ容疑者の鞄にペンの形をしたカメラがあるのを、バスケットボールチームに所属する選手の一人が発見した。
その時、少年らは試合を終えたばかりで、更衣室でシャワーを浴び、帰宅するため着替えている最中だった。
少年らの一人が試合に関してメモを取ろうとペンを探していると、ロバーツ容疑者のスポーツバッグの中にペンがあるのを発見したが、実際にはペンではなく小型カメラだと分かった。
バスケットボールチームの部員らはカメラの中に収められているファイルを閲覧しようとしたが出来なかったため、内部調査を主導する学校関係者に注意喚起を申し出た。学校当局がロバーツ容疑者に、ペン型カメラを警察に届けるよう告げたが、忠告に従わなかったため地元警察に届けた。
地元警察によると、ペン型カメラ内に決定的証拠が2つ残されていたらしい。
そのうちの一つは15分程度のもので、シャワールームの入り口に焦点が合うように配置され、シャワールームに出入りする裸の少年らが映し出されていた。
また別の映像は13分程度のもので、裸姿の少年らが映し出されていたが、選手らがペン型カメラの存在に気づき、犯罪行為なのではないかというコメントが記録されていた。
高校バスケットボール部に所属する14〜15歳の少年らのうちの4人が、動画の中に記録されていることが判明している。
警察での事情聴取でロバーツ容疑者は、更衣室の少年らを盗撮するためペン型カメラを購入したことを認めている。また、同様の行為を過去に40〜50回行ったことを明らかにし、それらは自慰行為を行う際に使用したと述べている。
仮に有罪判決を受けると、最長48年の懲役刑および10万ドルの罰金を支払うことになる。