米国の保守派の人たちは、自由の女神が実はトランスジェンダーなのではないかと懸念を示している。
フォックスニュースでは、自由の女神像が実は作者のフレデリク・バルトルディの兄をモデルにしているのではないか、と歴史家が示唆した内容の番組をオンエア。その歴史家、エリザベス・ミッチェル氏は以下のように語っている。
「フレデリク・バルトルディが兄の写真をまとめたファイルを眺めながら、その顔を注意深く観察していると、彼の顔が自由の女神に似ているような気がしてきたのです。
彼の兄は成人してから精神的に荒廃していましたが、一週間に一度は見舞いに行くのがバルトルディの役目で、何も物言わぬ兄を何時間にも亘りじっと見つめることも時にはあったそうです。」
番組コメンテーターとしてニューヨーク大学のエドワード・べレンソン教授を招聘、自由の女神像が女性の格好をした男性かもしれないという視聴者の不安を払拭しようとした。
「自由の女神が男だって?こいつ(フレデリク・バルトルディ)は、ニューヨークに滞在している時に、一日おきに母親に手紙を書いているが、兄に書いてはいない。根も葉もない噂話で誰かが我々をからかっているのではないか?作家のフランス野郎があたかもこう言っているかのような気はしないか?
おい、自由の女神は女だけど、実は男だっていずれ分かるよ、ってね。そのカラクリが分かるまでに長い時間がかかるよ、ともね。私は、女神像が男性だとは思わないけれども。」