オーランド銃撃戦の加害者、オマル・マティーンがゲイで、同族嫌悪から他のLGBTI当事者を殺害するに到った、という報告書に対してFBI関係者らはますます懐疑的になっている。
レポートに基づいた調査はまだ始まったばかりだが、事件現場となったパルス・ナイトクラブで49人を殺害した犯人が、事件現場に当日以外にも何度か訪れていること、同性愛者の出会い系アプリを利用していたために同性愛者だった、という結論に対して調査員らは疑問を抱いている。というのも、マティーンには離婚した妻および3歳の息子がいるからだ。ちなみに元妻は事情聴取を受けているとのこと。
ニューヨークタイムズ紙によると、職場でマティーンが反同性愛的な発言をしていたことに注目、同性愛者を忌み嫌っていると度々公言していたことやFacebook上に同様の内容を投稿していたとのこと。
銃撃戦のさなか、マティーンは西欧諸国の汚れたやり方を非難、「さあ、イスラム国の報復を思い知るがいい」と投稿している。
事件後に取材を受けたマティーンの父親も、反同性愛的なコメントを行っているが、息子が凶行に及んだ動機として、男性2人がキスをしていたのを目撃したことが関係しているかもしれないと述べている。
マティーンの過去については、暴力性が示唆される過去の事件についても暴かれている。暴行から家庭内暴力、脅迫に至るまで様々な理由から逮捕、容疑、解雇処分となり職を転々としている過去が明らかになっている。